パンプキンスパイスラテ

IT系のことが多めの日記帳です

mixiページは成功するのか!?

2011年8月31日、夏休み最終日にmixiページは公開された。

http://page.mixi.co.jp/

mixiページ」とは個人ユーザーの皆さまから、企業、ブランド、個人事業主まで誰でも無料で簡単にソーシャルグラフ(人のつながり)に最適化されたソーシャルページを作成し、ページオーナーとそこに集うユーザーの皆さまとコミュニケーションできるプラットフォームです。

ソーシャルページ「mixiページ」のご紹介 - ミクシィグループ公式ブログ

いわゆる「ソーシャルページ」としては後発のサービスだが、これまでの closed を通してきた mixi にしては、だいぶ思いきった判断だと思う。mixiは、頑なに閉じた世界で内輪だけで盛り上がる、というイメージがあったが、ここにきて「足あと」機能を事実上廃止して「先週の訪問者」機能にリューアルされた。リアルタイムで自分のページへのアクセスを表示していたものを、訪問者のアクセス日時を表示せず、1週間に訪れた人をまとめて翌週に表示する、という機能になっている。今後、mixiページのように open なコンテンツを増やしていくための布石か。案の定というかなんというか、やはり既存のユーザーからは反発の声があがっている。

mixiからの回答――「足あと機能存続問題と1万7千の実名署名」 | ガジェット通信

まぁ、mixiページが公開されたので、本格的なアクセス解析機能がいずれ公開されるはずなので、その差別化が主な目的かな、とも思うが。

mixiページは、オープン、mixiユーザーのみ、非公開と、公開形式を選ぶことが可能だが、デフォルトはオープンになっているように、基本的にはオープンの場になる。そのページをフォローしているメンバーリストの閲覧や、日記のフィードを読む時はログインを求められるという、ユーザーの情報へのアクセスはあくまで closed となっている。「ソーシャルメディア」の時代なので、いつまでもclosedでは時代に追いつかないのかもしれない。ただし、そこに集まっているユーザーが本当にそれを望んでいるか、というのは別である。mixiページに関して言えば、おそらく企業の参入による話題作りや、B2CのEコマースの収益を考えて、このような答えに辿り着いたのかもしれないが。

mixiページを作るには当然mixiアカウントが必要なのだが、招待制ではなく自由登録制とはいえ携帯メールアドレス必須となっており、原則的に通常のユーザーは1人1アカウントとなっている。mixiページの公開形式は選べるが、管理人情報も非公開にできるか、または1人複数アカウントを持てるようになると、敷居が低くなると思う。ただそうすると、mixiが今まで築き上げてきたものがどうなってしまうかわからないが…。